ビデオカメラの動画保存には外付けHDDがおすすめです。本記事では、外付けHDDへの保存がおすすめな理由と実際の保存・運用方法について、注意点と合わせて解説することでビデオカメラの動画保存方法についての悩みを解決します。
【ビデオカメラ】動画保存には外付けHDDがおすすめ ~理由~
ビデオカメラの動画保存は外付けHDD以外にも様々な場所へ保存可能です。しかし、なぜ「外付けHDD」がおすすめなのかその理由について解説します。
大容量&安価
ビデオカメラの動画保存に外付けHDDがおすすめである最大の理由は、外付けHDDが「大容量かつ安価」であるからです。現在主流のビデオカメラには4KモデルとフルHDモデルがあり、多くの方がこれから使うのであればということで4Kモデルを選択しています。
4Kで撮影した映像の容量はかなり大きく、フルHDの倍以上の容量となることがほとんどです。筆者は実際に4Kビデオカメラで2時間半程度の長時間撮影を行いました。その結果、約64GBの大容量映像ファイルが生成されました。
そのため、従来のようにPCの内蔵ストレージやレコーダーの内蔵HDDに保存しているとすぐにいっぱいになってしまいます。その点、外付けHDDであれば4TBクラスの大容量モデルの外付けHDDでも1万円程度で購入可能です。
バックアップを取りやすい
外付けHDDには「バックアップを取りやすい」というおすすめポイントがあります。PCを使って外付けHDDへ保存した動画はすぐに、別の外付けHDDへコピーしてバックアップを作成することができます。
注意点として後述しますが、ビデオカメラの動画保存で最も重要なことはバックアップを作成することです。外付けHDDでの運用はバックアップの観点からも最適です。
【ビデオカメラ】動画保存には外付けHDDがおすすめ ~保存・運用方法~
ビデオカメラの動画を外付けHDDに保存する際に、実際にどのように保存して運用していくのがおすすめなのか解説します。
のちのち「見る」「探す」を意識する
ビデオカメラの動画を保存する際には、のちのちその動画を見る際にすぐに探すことができるような方法で保存することが重要です。例えば、一つのフォルダにすべての動画を保存していては、目的の動画がどれなのかすぐに探すことができません。
そのため、外付けHDDへ動画を保存する際のルールを予め決めておき、実際にその動画を見るときや使用したいときにすぐに探すことができるようにしておきましょう。
「年月日+イベント名」のフォルダで管理
筆者のおすすめの方法としては、ビデオカメラで撮影した動画を保存する際に「年-月-日_イベント名」でフォルダを作成してフォルダ分けしていくことです。
例えば、2020年11月8日に行ったキャンプの動画を保存する場合には「2020-11-08_キャンプ」というフォルダを作成してその中に該当する動画を保存します。
特にイベントではない日常風景の撮影でも、イベント名として「年-月-日_(子どもの名前)」のように何を撮ったのかをわかりやすくフォルダ名に入れておくのがおすすめです。
【ビデオカメラ】動画保存には外付けHDDがおすすめ ~注意点~
ビデオカメラの動画は外付けHDDに保存するのがおすすめであるということを解説しました。最後に、ビデオカメラの動画保存を行うに当たっての注意点について解説します。
2箇所以上へ保存
ビデオカメラの動画を保存する際には、必ず2箇所以上に保存してバックアップを作成するようにしましょう。外付けHDD1箇所だけに動画を保存していると、万が一その外付けHDDが故障した際にすべての動画が失われてしまう可能性があります。
そのため、可能であれば外付けHDDを2台用意して普段からメインとして活用する用と、バックアップを取る用で分けて利用するのがおすすめです。容量があれば、PCの内蔵ストレージに動画を保存して、外付けHDDにバックアップとしてコピーを取るといった方法も有効です。
ビデオカメラから外付けHDDに動画を保存したらバックアップ完了ではなく、ビデオカメラ以外の場所、2箇所以上に動画が保存できたらバックアップ完了であると認識しましょう。
2箇所の認識に注意
なお、ここで解説している「2箇所」とは「異なる外付けHDD同士」や「PCの内蔵ストレージ + 外付けHDD」等物理的に2箇所に分かれていることを言います。
PCの「ビデオ」フォルダとデスクトップ等は通常、同じストレージ上に保存されていますので2箇所に保存できているということにはなりませんので、注意してください。
ビデオカメラだけに保存はNG
最もやってはいけないビデオカメラの動画保存方法は、ビデオカメラの内蔵メモリやSDカード内だけに撮った動画をそのまま撮りっぱなしにして、保存しておくことです。
ビデオカメラの誤操作による削除や破損によって撮った動画が失われる可能性があります。よくあるパターンとして、子どもが触っている間にメモリを消去してしまうということもあります。