防犯カメラをDIYで取り付けようと思っている方で、防犯カメラ本体取付時の「穴開け」に躊躇している方も多いのではないでしょうか。賃貸で穴開け取り付けを行ってしまうと修繕が必要になり、一軒家でもDIYの穴開けで失敗してしまうと取り返しがつきません。そこで本記事では、筆者が一軒家に防犯カメラをDIY取り付けした際に「穴開け」を行わずに取り付けた方法を紹介します。
防犯カメラをDIYで「穴開けなし」で取り付ける方法 ~はじめに~

今回、DIYで防犯カメラの取り付けを行いました。まずは取り付けたカメラと必要になった部材を紹介します。なお、今回は穴開けなしで防犯カメラを取り付ける方法として「ポール」などに取り付ける方法と、「クランプ」を使用して取り付ける方法2通り紹介します。ご自身の環境に合わせて組み合わせて参考にしてください。
なお、本記事では防犯カメラ本体をポール取り付け、カメラに電源を供給するためのソーラーパネルをクランプ取り付けします。同じ方法でソーラーパネルをポール取り付けしたり、カメラをクランプ取り付けすることも可能です。
使用するカメラ「Eufy Security SoloCam S340」

今回はAnkerが販売している屋外用防犯カメラ「Eufy Security SoloCam S340」を取り付けます。DIYでの防犯カメラ取り付けの課題として上がるのが、本記事で解説する穴開け無しでの設置と電源の用意です。
この防犯カメラの場合、電源はソーラーパワーの充電でカバーできるため電源を引っ張ってくる必要はありません。また、首振り式なので1台で広範囲の撮影をカバーできるためDIYに適しています。
使用部材 ポール(雨樋・カーポートなど)取り付けの場合

一般家庭で屋外に防犯カメラをDIYで穴開け無しで設置する場合、雨樋(あまどい)やカーポートの支柱にカメラ本体を取り付けるのが一般的です。カメラ本体はなるべく人の手の届かない高い場所に取り付けたいため、そのような面で見ても雨樋やカーポート支柱の上の方に取り付けるのが良いでしょう。本記事でもカーポートの支柱に防犯カメラを取り付けます。
防犯カメラを穴開けせずに雨樋やカーポートの支柱に取り付ける場合、上記のような防犯カメラポール取り付け用の金具を購入します。この金具は、雨樋やカーポートといった支柱にバンドを巻き付けて防犯カメラを取り付けるため、穴開けすることなく防犯カメラを取り付けることができます。
使用部材 クランプ(挟み込み)取り付けの場合

防犯カメラを穴開けせずに取り付ける方法として、カーポート屋根の鉄板や2階等高所に設置されているエアコン架台のフレームに防犯カメラを固定する方法があります。今回は防犯カメラのソーラーパネルをカーポート屋根に穴開けせずに固定するために使用します。
これらに穴開けをせずに防犯カメラを固定するには、上記のようなクランプ式の防犯カメラ固定金具を購入します。なお、クランプ取り付けの場合、取り付け部分の1点に負荷がかかるため丈夫な場所に取り付けを行うようにしましょう。
便利な部材・工具
プラスドライバーは金具への防犯カメラ固定や金属バンドの締め付けに必要です。最低限、プラスドライバーがあればなんとかなります。
なくてもどうにかなりますが、金属バンド締付時などドライバーを多く回転させるのが面倒な場合には電動ドライバーがあると便利です。
防犯カメラをDIYで取り付ける場合、本体とソーラーパネルをつなぐケーブルなどの配線を行う必要がある場合があります。このようなときには、ポールに巻き付けることができるよううな結束バンドがあると便利です。
防犯カメラをDIYで「穴開けなし」で取り付ける方法 ~ポール取り付け~

防犯カメラをポールに穴開けなしでDIY設置する方法を紹介します。今回はカーポートの支柱に防犯カメラを設置します。
防犯カメラ取付金具に土台を設置

防犯カメラ本体を穴開けせずにカーポートの支柱に取り付けます。まずは支柱取付金具を用意します。

支柱取付金具の台座に防犯カメラ付属の土台を重ねて、取り付け用の穴の位置を合わせます。「Eufy Security SoloCam S340」には穴開け設置用に3個所固定穴が空いていましたが、支柱取付金具の穴に合わせようと思うと取り付け穴2つしか合わせることができなかったので、固定穴2つを使用して防犯カメラ取付金具と防犯カメラ付属の土台を固定します。

防犯カメラ取付金具にネジとナットが付属しているのでこれを使用します。

ドライバーを使用してしっかりと防犯カメラ取付金具と防犯カメラ付属の土台を固定します。

防犯カメラ取付金具に付属している金属バンドを使用して、カーポートの支柱に巻き付けます。支柱取り付け前に防犯カメラを取り付けたときのイメージです。
穴開けせずに支柱へ防犯カメラを設置

カーポート支柱の上の方に金属バンドを使用して防犯カメラ取付金具を巻き付けましょう。金属バンドの締め付けにもドライバーを使用します。防犯カメラ取付金具設置時は重く落下の危険があるので防犯カメラは取り外しておきましょう。

防犯カメラ本体を取り付けたら設置完了です。これで穴開けすることなくDIYで防犯カメラを設置することができました。
ポール取り付け金具は黒色や白色など選べるので、取り付ける支柱に合わせて色を選んでも良いかと思います。
防犯カメラをDIYで「穴開けなし」で取り付ける方法 ~クランプ取り付け~

防犯カメラを穴開けなしでクランプしてDIY設置する方法を紹介します。今回は防犯カメラ本体ではなく、防犯カメラ付属のソーラーパネルをクランプで穴開けせずに取り付けます。
防犯カメラクランプ土台準備

穴開けせずに防犯カメラを設置できるクランプ式の取付金具です。

この金具は穴開けを行わなずに、クランプ式取付金具と付属しているボルトで取付面となる場所を挟み込むことで防犯カメラの固定を行います。

防犯カメラクランプ式取付金具に防犯カメラ付属の土台を仮置きして、穴開け設置用の穴とクランプ式取付金具の穴が合う場所を探しましょう。

穴があったらクランプ式取付金具と防犯カメラ付属の土台を、付属しているネジとナットで止めます。

裏面はこんな感じです。

あとは防犯カメラ付属の設置用部品をクランプ式金具上で組み立てます。

設置イメージとしてはこのような感じになります。
穴開けなしで防犯カメラをクランプ設置

今回はカーポートの屋根のヘリ部分に穴開けせずにDIYでソーラーパネルの取り付けを行います。

まずは先程用意したクランプ式取付金具で取り付けを行う部分を挟み込みます。

付属のボルトを締め込んでクランプ式金具とボルトで設置部分を挟み込みます。

これでクランプ式金具を使って穴開けせずにDIYでソーラーパネルを設置できました。
今回はソーラーパネルを設置していますが、クランプ式金具を使うことで防犯カメラの設置可能です。








