様々な場面で持ち上げられがちなGoProですが、GoProは万能カメラではありません。筆者がGoProを数年使用して感じた、GoProが適した場面・適さない場面を交えながら、GoProの楽しみ方・イラつかない使い道を紹介します。
「GoPro」の楽しみ方・イラつかない使い道 ~万能カメラではない~
GoProは万能カメラではありません。多くのYoutuberやブロガー、インフルエンサーからヨイショされてあたかも万能カメラとして紹介されがちなGoProですが本当にそうでしょうか?筆者がGoProを数年使用して感じた正直な感想を紹介します。
万能カメラではない
GoProは決してどのような場面でも使えるような「万能カメラ」ではありません。むしろ、使えない・使いづらい場面のほうが多くあります。
特に、いざ使おうとしても熱暴走で途中で録画停止してその後使えなくなったり、謎のフリーズを起こして使えなくなったりした場面もありました。なお、これは故障ではなくGoProではよくあることです。かなり、イラつきました。
適材適所
しかし、GoProがあってよかったという場面もありました。要は適材適所だということです。GoProがすべての場面で使える万能カメラということではありません。決して、メインカメラとしてGoPro1台あればどうにかなるというものではない点を覚えておきましょう。
筆者が思う万能カメラ
では、どのようなカメラがあれば良いのかという話ですが、結局のところどんなカメラを使ってもそのカメラには得意不得意があります。GoProだけに限った話ではありません。
そのような中でどうしても、万能カメラとしてあげるのであればそれは「スマホ」です。元も子もありませんが、GoProのようにカメラ単体で考えた場合どうしても得意・不得意な場面がでてしまいます。
しかし、スマホであればある程度の多くの環境でとりあえず、カメラ機能を使うことができます。最近はデジカメやビデオカメラを持ち歩く人も少なくなり、スマホだけで旅先を歩くような方も多いのがその証拠です。
このような状況下でも、GoPro等カメラ単体としての機能しかないガジェットを使いこなすときには、そのガジェットが得意な場面をしっかりと理解することが重要だと思います。
「GoPro」の楽しみ方・イラつかない使い道 ~適した場面~
このような場面であれば、GoProを楽しく使うことができる!といったGoProが適した場面について紹介します。
スキー・スノボ等のアクティビティ
やはりGoProといえば、スキー・スノボ等のアクティビティなシーンでの使用が最適です。GoProの楽しみ方と言われて多くの人が真っ先に思い浮かぶ使い道です。しかし、この中でもGoProにはイラつきポイントがあります。
筆者の体験として伝えると、スノボでGoProを使おうとすると低温過ぎてバッテリー電圧が下がり使用できないといった場面が多々ありました。また、炎天下でサッカー中使用していたら熱暴走が発生して途中から一切使えなくなったということもありました。
前者については、昨年発売された低温対応バッテリーである程度対応できますが、熱暴走については最新機種でもあまり改善される様子はありません。
水中
水中での使用についてはGoProが最適だとも言えます。防水機能を持ったスマホも多くありますが、大抵の場合水の中では満足に画面操作は行えません。その点、GoProは物理ボタンを押して操作が可能なので水中でも操作可能です。
屋外タイムラプス
熱暴走の問題がなんとかなるような環境であれば、屋外でのタイムラプスにもGoProは向いています。
夏にスキー場をキャンプ場として利用できる場面で、タイムラプスを行っていたところ途中で豪雨になったことがあります。その時、撮影にGoProを使用していたおかげもあり、故障もなく豪雨の中もタイムラプス記録を続けることができました。
他のカメラが設置できない場面
GoProには多くのマウントがあります。また、工夫次第で様々なマウント方法があります。他のカメラでは設置が難しい場面でもGoProであれば、どうにか設置できることも多くあります。
特に、GoProはアプリから遠隔操作も可能なので撮影中カメラ本体を確認できない場面でも重宝します。工夫次第でGoProをかなり楽しむことができる使い道です。上記は車の底につけて走行動画を撮影してみたときの動画です。GoProならではの使い道とも言えます。
短いポイント撮影
何度も前述している通りGoProは熱暴走問題を抱えており、長時間撮影時に特に発生しやすい問題です。そのため、短い場面場面のポイント撮影としてGoProを使う分にはあまり気にならないかもしれません。
熱暴走は一度起きてしまうと、しばらくGoProが使えなくなりかなりイラつくこととなります。イラつかないGoProの使い方として、熱暴走を起こさせないような使い道を考えましょう。
「GoPro」の楽しみ方・イラつかない使い道 ~適さない場面~
GoProをしばらく使用して感じた、GoProが適さない場面・使い道を解説します。
長時間撮影
GoProが全く適さない場面・使い道の代表が長時間撮影です。理由は何度も登場している熱暴走です。長時間撮影と言っても1時間以上などのレベルではなく画質や環境によっては15分程度でも熱暴走が発生することも多々ありました。
GoProを楽しむ以前に、使うことができなくなるかなりのイラつきポイントですので、はじめからGoProでは長時間撮影は行わないのが賢明です。
Vlog
Youtuberやブロガーの中にはGoProを「Vlogに最適」なガジェットだと紹介している方も多々いますが、GoProはVlogに適しているとは言えません。
バイクや車などの若干、通常のカメラの使用がむずかしい場面でのVlogであれば、GoProは使えますが、街歩きや室内でのVlog撮影にGoProを使うのはナンセンスです。理由は熱暴走以外にも、音質や暗所での弱さなどがあります。
暗所
GoProは暗所にはかなり弱いカメラです。夜間・室内での撮影を考えている方は、GoProを使わないことをおすすめします。また、キャンプでGoProを使用する方も多いですが、焚き火とランタンしか無いような夜の明るさではGoProできれいな撮影は行えません。
メインカメラとしての使用
GoProは他のカメラと比較して、かなり信頼性が低いカメラだと言えます。そのため、メインカメラとして、GoProを使用することはおすすめしません。
また、別記事でも触れていますが結婚式等のミスると取り返しのつかないような場面での撮影には、絶対にGoProオンリーの撮影は行わないようにしましょう。
「GoPro」の楽しみ方・イラつかない使い道 ~場面別おすすめカメラ~
最後に、よくある場面ごとにおすすめな「カメラ」について筆者の考えを紹介します。
運動会・発表会・結婚式等長時間撮影
運動会・発表会・結婚式等の長時間撮影やズーム操作が必要な場面では、従来通りのスタイルのビデオカメラがおすすめです。安定した信頼性の高い撮影が可能であり、電源の外部入力や長時間バッテリーによる長時間撮影が可能です。
また、写真がメインということであれば高倍率ズームが可能なコンデジがおすすめです。
Vlog・日常撮影
Vlog・日常撮影にはDJI Poket等のジンバルカメラがおすすめです。長時間撮影・手ぶれ補正に優れています。
また、Vlog用として販売されているコンデジスタイルのカメラやミラーレスを使用したおしゃれで、ボケ味を生かしやすい機材が適しています。
アクティビティ撮影
他のカメラやスマホでは撮影できない、撮影し辛いようなアクティビティシーンの撮影があるとわかっている方は、GoProを購入しましょう。GoProの欠点をたくさん紹介しましたが、やはりGoProでなければ撮影できないようなシーンも多くあります。
ガジェット所有欲を満たす
ガジェット所有欲を満たしたい方は、GoProを買って使ってみましょう。実際に使うことでGoProの長所短所が見えてきます。また、そのような方はガジェット好きで様々なガジェットに普段から触れていることかと思います。
GoProの不便な部分も含めて、GoProの楽しみ方やイラつかない使い道を自分なりに導き出せるのではないでしょうか。