推しのアイドルライブや声優のライブなどで活躍する「サイリウム」や「ペンライト」の選び方やおすすめの商品について解説します。一言で「サイリウム」や「ペンライト」と言っても、様々な種類の商品が販売されておりそれぞれ特徴も異なります。ぜひ、あなたの推し活にあったサイリウムやペンライトを見つけてください。
ライブにおすすめなのはサイリウム?ペンライト?
「サイリウム」や「ペンライト」はどちらもライブ鑑賞時に、アイドルや声優といった推しアーティストを応援するのに使用されます。まずはそれぞれの特徴について解説します。
それぞれの構造と特徴
「サイリウム」と「ペンライト」それぞれの構造から特徴について解説します。なお、「サイリウム」は「サイリューム」や「ケミカルライト」と言われることもありますが、すべて同じものを指します。本記事では「サイリウム」に統一します。
サイリウムの構造
サイリウムは、半透明の棒状チューブ内に混ざり合うと発光する二種類の液体が入っています。発光前のサイリウムは一方の液体がチューブ内のガラス管内に入っているため、液体同士が混ざり合うことなく発光しない状態を保っています。
サイリウムを発光させる際は棒状チューブを折り曲げます。すると、内部のガラス管が割れて、チューブ内の液体とガラス管内の液体が混ざり合います。これによって液体同士が化学反応を起こして発光します。この二液の化学反応が終了すると発光も終了します。
ペンライトの構造
ペンライトは、乾電池やボタン電池を電源として光源であるLEDを点灯させる構造です。
サイリウムの特徴
- 一度発光すると任意に発光を止めることができない
- 1本で表現できる色は1色のみ
- 再利用できないので使い捨て
- 価格がペンライトよりも安価
- ペンライトより軽量
- 雨、汚れに強い。(チューブは密封されているため水中でも使用可能)
- 衝撃には注意が必要。(不意に折り曲げると勝手に発光してしまう)
ペンライトの特徴
- 任意に発光をON・OFFできる
- ペンライトによっては1本で複数の色を切り替えることができる
- 電池が切れても交換して再利用可能
- サイリウムよりも高価
- サイリウムよりも重い
- 電子機器のため雨、汚れなどに弱い
明るさについて
「サイリウム」「ペンライト」はどちらも、通常の明るさで発光するタイプと、より強い明るさで発光する高輝度タイプがあります。高輝度タイプを市販品で比較した場合、それぞれ下記のような特徴があります。
サイリウム
- 短時間(3~5分)高輝度で発光する
- ペンライトよりも明るい
ペンライト
- サイリウムより長時間高輝度発光できる
- サイリウムよりも暗い
二刀流がおすすめ
前述の通り、「サイリウム」「ペンライト」はそれぞれ用途は同じですが異なる特徴を持っています。そのため、実際にライブに参加する際には用途に合わせて「サイリウム」と「ペンライト」をどちらも持っていく二刀流がおすすめです。
特に、複数のアーティストが登場するライブには複数色を切り替えることができる「ペンライト」と推しアーティストのメンバーカラーの「高輝度タイプのサイリウム」を持っていくのがおすすめです。
また、ライブ中にメインで使用するのは通常の明るさのペンライトで、推しが登場したときや曲のサビなどここぞという場面で、高輝度発光タイプのサイリウムを使用するのがおすすめです。
ライブにおすすめのサイリウム・ペンライトの選び方
ライブで使用する「サイリウム」「ペンライト」の選び方について解説します。
ライブのルールを確認
ライブによっては使用できるサイリウムやペンライトに制限をかけている場合があります。高輝度発光タイプのサイリウム・ペンライトが禁止されている場合や、公式が販売しているペンライト以外の使用を制限している場合もあるので、まずは行きたいライブのルールを確認してみましょう。
色
サイリウム・ペンライトを選ぶときには、まず「色」を選ぶようにしましょう。推しが一人だけでも、特別曲や別のメンバー曲の場合には推しとは違う色が必要な場合もあるので、特別な理由がない限り1本は複数の色を切り替えできるペンライトを選ぶようにしましょう。
オレンジ・UO(ウルトラオレンジ)について
サイリウムにとって「オレンジ」は特別な色です。高輝度発光タイプのオレンジ色サイリウムは「UO(ウルトラオレンジ)」と呼ばれることもあります。他の色と比べてより明るく鮮やかに発光します。
ライブで最も盛り上がる場面では、推しの色に関係なく会場のファン全員がオレンジ色の高輝度発光タイプサイリウムを使用することもあります。
明るさ
推しが登場したときや曲のサビなどここぞという場面で普通の明るさのサイリウムやペンライトを使っていても、周りのファンと同じ明るさのためイマイチ盛り上がりに欠ける場合があります。ライブ中一瞬を楽しむためにも、ここぞという場面に備えて高輝度発光タイプのサイリウムを用意しておくのがおすすめです。
ライブにおすすめのサイリウム・ペンライト
ライブにおすすめのサイリウム・ペンライトを紹介します。サイリウムやペンライトはネット通販のほか、実店舗でも購入できるものがほとんどですが、ライブ会場付近の店や大きなライブになると主要都市の店から在庫が無くなる場合もあるので、使用予定がある方は早めに準備しましょう。
おすすめのサイリウム
おすすめのサイリウムを紹介します。サイリウムは1本単位でも販売されていますが、1本単位で購入すると単価がかなり高くなってしまいます。そのため、25本等まとめて売られているものを購入するのが一般的です。
【高輝度発光サイリウム】 大閃光シリーズ
大閃光シリーズとは、ルミカというメーカーが販売している高輝度発光タイプのサイリウムシリーズです。様々なライブで多くのファンに親しまれており、サイリウムといえば大閃光といっても過言ではありません。チューブを折った瞬間に猛烈かつ鮮やかに発光する大閃光はイチオシです。
大閃光が高輝度発光できる時間は、3~5分です。特に最初の3分は非常に明るく発光してくれるので、曲の落ちサビで使うと最高です。なお、「ルミカ」は国内のサイリウムメーカーとしては最大手と言えます。
【通常発光サイリウム】 フラッシュMAX
高輝度発光ではない通常発光タイプのサイリウムとしては、JOYmeというメーカーが販売している「フラッシュMAX」シリーズがおすすめです。明るさとしては後ほどおすすめするペンライトのキングブレードよりも少し暗くなってしまいますが、コスパに優れており長時間発光してくれます。
【とにかく安いサイリウム】 UOショップのサイリウム
とにかく安いサイリウムがほしい方は、UOショップというサイリウム専門店のサイリウムがおすすめです。長さや種類も豊富で、大量のサイリウムをまとめ買いするとボリュームディスカウントもあるのでお買い得です。
サイリウムのメーカーは大手のものではありませんが、しっかりと発光してくれます。何度か利用してみて、UOシリーズは大手メーカーのルミカと比較して若干チューブ内の発色でムラがあるものもありましたが、いざ使用してしまえば全く気が付かなかったのでコスパにはかなり優れています。
おすすめのペンライト
ライブにおすすめのペンライトを紹介します。ペンライトについては、ルイファン・ジャパンのキングブレードシリーズ一強状態なので、特別に理由がない限りはキングブレードシリーズを購入しておけば安心です。
【通常発光ペンライト】キングブレード X10V
ペンライトといえば定番とも言われているのが、ルイファン・ジャパンが販売している「キングブレード」シリーズです。その中でも最もおすすめなのが「キングブレード X10V」というペンライトです。
キングブレードX10Vは1本で15色の基本色を発光させることができるため、とりあえずこれ1本あればほとんどの場面で活躍します。また、色を切り替える順番や使用する色数を任意にセットすることもできるので自分の使い方に合わせてオリジナルペンライトを作ることができます。また、スマホアプリで自分の好きな色を作って設定することも可能です。
なお、キングブレード X10Vには「シャイニング」や「スモーク」「スーパーチューブ」といった種類があります。これは発光する筒の種類であり、「シャイニング」はキラキラした筒、「スモーク」は半透明な筒、「スーパーチューブ」は筒が短い半透明な筒になっています。迷った場合は、発色がキラキラしてきれいな「シャイニング」を選んでおきましょう。
【高輝度発光ペンライト】キングブレード MAX2
高輝度発光タイプのペンライトでおすすめは、通常発光ペンライトと同じくルイファン・ジャパンのキングブレードシリーズ「MAX2」シリーズです。MAX2シリーズは1色のみ発光できる単色タイプの高輝度発光ペンライトです。
新品の電池を使用した場合、サイリウムの大閃光シリーズとほぼ同じくらいの明るさで発光可能で、筒自体がカラーになっているため鮮やかさもあります。